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無料の「遺言書AI」が話題 「エンディングノートよりも相続対策につながる」と行政書士

遺言書AIを使うメリットは?(イメージ)

遺言書AIを使うメリットは?(イメージ)

 自然なやり取りができる生成AI(人工知能)として話題の「ChatGPT」。あらゆる分野の質問にAIからの“答え”が得られることから、様々な応用が期待されており、相続にまつわるサービスも出現している。

 家族信託サービスを提供するファミトラ(東京都港区)が、「終活相談AI」のサービスを開始したのは6月2日のこと。特設ホームページからQRコードを読み取ると、LINEでChatGPTの技術をベースにした終活相談AIに質問を投げかけ、無料で回答が得られる。

 他にも、昨年4月に提供が始まった遺言書自動作成サイト「遺言書AI」が、半年で作成件数1500件を突破して話題だ。

 提供するのは岡高志行政書士事務所。同事務所のホームページから遺言書AIのページに進み、相続人の人数、預貯金や不動産など財産の詳細、相続人の氏名や生年月日、遺産の配分割合などを入力する。最後にメールアドレスを記入すると、遺言書の文言が記されたPDFが送られてくる。

 銀行・投資会社に12年勤務した後に行政書士に転じたという岡氏はこう説明する。

「生成AIではなく、いわゆる自動プログラムになりますが、入力した内容を法的な契約書に落とし込んでくれるサービスです。遺言書作成に際し、間違った内容になるのではと不安に駆られて専門家に相談する人は多いが、一定のルールを守れば自分で簡単に作れます。その一定のルールを反映した自動作成サイトを提供しているわけです」

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