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高額のゲーミングPCが“宝の持ち腐れ”になった人たち 「やるのはソリティア」「使いづらくてタブレットに逆戻り」

 手痛い失敗で学んだことはほかにもある。Aさんは、プレイしたいゲームに必要なPCスペックをしっかり確認する必要性があったと振り返る。

「必要動作環境を満たしていればいいと思っていましたが、それはあくまでもゲームが起動できる最低要件だったんですね……。後から、その上の位置づけである、ゲームが快適にできる“推奨動作環境”を満たしていなかったことに気づきました。やりたいゲームの動作環境を調べてから、それに見合ったモデルを選ぶべきでした。高い勉強代になりました」(Aさん)

推しをより高画質で見たいと思って…

 メーカー勤務の20代男性・Bさんは、スマホやタブレットでゲームを楽しんでいたが、より高画質で“推し”を見たい一心で、約40万円のゲーミングPCを購入した。

「ゲームの中で“推し”のキャラクターを20万円かけて最大限に強くしたら、今度はより美麗なグラフィックで見たいという欲求が沸きました。PCとPS(プレイステーション)にも対応しているゲームだったので、どちらにするか迷いましたが、当時PS5が品薄で買いにくかったこともあり、価格が高くてもゲーミングPCを買うことにしました」

 約40万円を奮発したが、マウスとキーボード操作やコントローラーに慣れず、結局はタブレット端末を使ってしまうという。

「元々スマホ・タブレット派だったので、ゲーミングPC特有のマウスとキーボードでの操作になかなか慣れないのが想定外でした。コントローラーならまだマシな操作ができるので、買うべきはPS5でしたかね……。結局タブレットでのプレイに戻っていて、ゲーミングPCの出番がありません」(Bさん)

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