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家計

節約と栄養面で優秀な「冷凍野菜」 枝豆を凍ったまま弁当に入れれば“保冷剤代わり”にも

冷凍野菜もうまく活用したい(イメージ)

冷凍野菜もうまく活用したい(イメージ)

 利便性や食費節約を考えて、自炊だけでなく、総菜や弁当、レトルト・冷凍商品を上手に取り入れる人も多い。しかし、気がかりになるのは、栄養面だろう。節約に詳しく、3人姉妹の母でもあるライターの三木ちなさんは言う。

「自炊のメリットはやはり、ヘルシーに作れること。総菜やレトルトは添加物や塩分が気になりますし、どうしても高カロリーになってしまうのが難点です」(三木さん)

 そこで取り入れたいのが冷凍野菜だ。節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは、栄養面だけでなく節約面からも積極的な活用を推す。

「業務スーパーのいんげん、ブロッコリー、オクラ、揚げなすなどは我が家の常備野菜です。どれも500g入っていて、オクラは218円、なすはなんと168円、いんげんも178円とお手頃ですし、私も実際によく使っています。国産でないことさえ気にしなければ味も悪くない」(丸山さん)

 管理栄養士で野菜ソムリエの中沢るみさんは、日頃からかかわる栄養カウンセリングでも、冷凍野菜を推奨しているという。

「節約と栄養補助の両面から冷凍野菜を提案しています。なかでもおすすめなのは、まず枝豆。たんぱく質とビタミンが一度に摂れるので、料理を何もしたくないときにも、冷凍室に枝豆があることで救われます。凍ったままお弁当に入れれば、保冷剤代わりになり、食べる頃には自然解凍されています」(中沢さん・以下同)

 枝豆は総菜として売られているものを買って、冷凍保存する手もある。

「カルシウムのほか、新型コロナで注目されたビタミンD、天然の精神安定剤ともいわれるマグネシウムも豊富な優秀食材がちりめんじゃこ。これも常備するといいでしょう。冷凍しておいて、必要な分だけ解凍して使います。

 長いもも、ビタミンB群と水溶性食物繊維が豊富。冷凍だとそのまますりおろせて便利だし、ご飯にかけたり山かけにしたり、あっという間に一品作れてしまうので重宝します」

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