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「106万円の壁」を超えて働くと年金額はどう変わるのか 働いた年数と年収別にシミュレーション

「106万円の壁」を超えて働くと将来の年金はどう増えるか

「106万円の壁」を超えて働くと将来の年金はどう増えるか

働き控えは賢い選択か?

 パートやアルバイトの働き方はどう考えればいいのか。前出・北村氏は「まず、社会保険に加入するメリットを知っておきましょう」と続ける。

「病気やケガをした時に厚生年金に加入していることで障害年金が請求できたり、健康保険の傷病手当金が受け取れたりする可能性があります。何より、将来的に受け取れる年金額が増える。政府が厚生年金加入の網を広げている以上、働き控えで対応するより、むしろ積極的に106万円の壁を大きく越え、将来の年金額を増やそうとするのが賢い選択ではないか」

 年収いくらで何年働くと厚生年金(報酬比例部分)がいくら増えるかの目安は別掲表の通り。年金を増やす働き方に舵を切るのが、有力な選択肢だ。

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

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