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投資

【NISAとiDeCoで老後資金づくり】世代別の最適組み合わせパターンを解説 60代からのステージ変化にどう対応するか

NISAやiDeCoの最適な組み合わせは家族構成などによっても変化する(イメージ)

NISAやiDeCoの最適な組み合わせは家族構成などによっても変化する(イメージ)

 増税や値上がりが相次ぎ、頼みの綱だったはずの公的年金制度さえ危機に瀕しているいま、資産運用による老後資金づくりが重要となる。ファイナンシャルプランナーの藤川太さんは「老後資金を増やしたいなら、つみたてNISAとiDeCoを組み合わせるのがいちばん」と語る。

 比較的手軽でローリスクな資産運用ができるNISA(少額投資非課税制度)と、節税しながら60才まで着実に資産を増やすことができるiDeCo(個人型確定拠出年金)。どう組み合わせれば“最強”の老後資産づくりができるのか──。【iDeCo×つみたてNISA戦略ガイド・全3回の第2回。第1回から読む

世代別の資産形成戦略は

 iDeCoもNISAも、運用する商品は「投資信託」と呼ばれるもの。1つの投資信託に比較的リスクが大きいとされる株式や、比較的リスクが小さいとされる債券など、さまざまな運用商品が含まれている、いわば“投資の福袋”だが、その中にも種類はある。マネーコンサルタントの頼藤太希さんが話す。

「リスクとつきあいながら堅実に増やしたいときは、国内と先進国の株式と債券に分散投資する『4資産バランス型ファンド』と呼ばれるものがおすすめです。やや積極的に増やしたければ、新興国の株式や債券、リート(不動産投資信託)などを加えた『8資産バランス型ファンド』。より積極的に“攻め”の投資がしたければ、世界中の企業に分散投資できる『全世界株式型ファンド』がいいでしょう」

 NISAとiDeCoで別々の商品を選ぶ必要はない。だが、始める年代や家族構成などによってどちらの比重を大きくするかは、慎重に考えたい。

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