キャリア

ほとんどの高齢者は「シニア料金」では動かない 多くの企業がシニアビジネスで見落としていること

 前者について言えば、シニア限定のサービスをアピールしたり、「シニア料金」を設定したりと、いろいろなことをやっています。しかしながら、それが自分に適用されるのかどうかわからないとか、定年を過ぎても働き続けて忙しいといった事情があるので、ほんの少し割引があっても、なかなか動きません。むしろ、若い人のほうが今はお金がないので、そういった割引や限定サービスには敏感に反応します。

 また、国民年金しか受給していないシニアの人は財布に余裕がありませんが、厚生年金をもらっている人は比較的余裕があります。それでも、やはり老後の不安や不満、寂しさなど、いろいろな理由からお金を使うことに前向きになれずにいます。

 そういった様々な心理的なバリアをどうやって克服し、どのようにシニア世代の信頼を得るか、ということを考えなければなりません。

「プレシニア」市場に「空白地帯」がある

シニア層の年齢・市場イメージ

シニア層の年齢・市場イメージ

 そして、後者の「プレシニア」については、以前『50代からの選択』という本にも書きましたが、50代もシニアビジネスの対象として、どうやったら捕捉できるかを考えるべきです。というのも、人生の後半戦を楽しもうと思ったら、50代ぐらいからやっていないとできないことが多いからです。

 よく私のところに定年前後の人が「老後は音楽をやりたいんですが、どうしたらいいでしょうか」と相談に来るんですが、それぐらいの年齢ではちょっと遅いんです。

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