家計

【ケチは褒め言葉?】樹木希林さんも実践した「ケチ道」の美学 上手に節約して自分も他人も幸せになるのが理想

中居正広は、蓋が壊れた炊飯器にセロハンテープを貼りながら12年以上使っていることを明かしている

中居正広は、蓋が壊れた炊飯器にセロハンテープを貼りながら12年以上使っていることを明かしている

「行きすぎたケチは人に迷惑をかけてしまいますが、上手に節約すれば自分も他人も幸せにします」と節約アドバイザーの武田真由美さんは話す。

「節約の基本は、豊かに暮らすために、無駄な出費を減らすことですよね。それに、旅に出たり、おいしいものを食べたり、おしゃれをしたり、子供の学資に使うなど、お金は自分や家族、友人らと楽しく、幸せに過ごすために使うもの。その中で、切り詰められるものは切り詰め、無駄な出費はしない。それが節約の根底にあると思うんです。節約によって自分も幸せになれて、人間関係も豊かになれる、それが理想だと思います」(武田さん)

ケチ道を楽しみに変えるインスタグラマーのワザ

 また、ケチ道を楽しみに変えているのは、ポイ活や節約ネタをインスタグラムで投稿している節約インスタグラマー・ななえもんさんだ。「ケチはエンターテインメントである」と言う。

「ポイントを上手に貯めて、買いたいモノを買い、好きなことに使えると、『お得に生活できた!』という達成感があって、脳も喜んでいる感じがします。それに『このキャンペーンとこの支払い方法を組み合わせたら、これだけのポイントが貯まる』などと考えるだけでも脳トレになります。

 ポイントが貯まると思ったら、支払いも楽しくなります。

 切り詰めなければ、と思うと憂鬱になりますが、家族や身近な人たちとゲーム感覚で楽しめば、ハッピーになれるんです」(ななえもんさん)

 昔から日本では質素倹約は美徳といわれていたが、いまこそ堂々とケチを楽しむ時代かも。

取材・文/廉屋友美乃 イラスト/はまさきはるこ

※女性セブン2023年11月2日号

【イラスト】ポイ活はいわばゲーム。どのようなサービスを受けるとポイントが貯まるかを考え、計算することで脳が活性化する

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