快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた

新潟・阿賀町「狐の嫁入り行列」祭りと同時開催された「EVオフ会」に潜入 会話を通じて見えてきたEVオーナーたちの柔軟性

メーカーやタイプの壁を越えたEVオーナー達が集合

 街道沿いに建つ民家の庭先に日産アリアと日産サクラの2台が嫁入り行列を見守るように展示されていたのです。その傍らにはEVやプラグインハイブリッド(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)から電気を取り出し、AC100Vに変換して、どこでも電気の供給ができるニチコンの「パワー・ムーバー」も設置され、車両の周りのイルミネーションの電源として使用中でした。この2台の車両はオフ会を主催する実行委員が所有するマイカーとのことでしたが、阿賀町の観光課などとも連携しての展示は、観光客の視線を集めていました。

 そこにはオフ会の参加者自らが「屋外イベントやアウトドアレジャーはもちろんのこと、災害時などでも電源車として重宝します」といった説明を行います。さらに今回のオフ会は「株式会社NSホールディングス(新潟日産、日産サティオ新潟)」といった地元販売会社が後援しています。地方ディーラーがオフ会に協力する話を耳にする事もありますが、企業がここまで後援することも少し珍しいのではないでしょうか。

「地元の日産ユーザーさん達の活動を支援するだけでなく、EV普及のために少しでも役立てば」。当日に現地へと駆けつけた同社の代表取締役社長、上原洋明氏はこう答えます。早くから充電インフラの整備を行ってきた日産ディーラーとはいえ、地元ユーザーとの良好な関係が改めて確認できました。同時に感心したのは、上原社長の言葉を証明するかのように「日産車だけでなく他メーカーやPHEV、FCVも大歓迎」という内容でした。

 オフ会当日は、「狐の嫁入り」(天気雨の意もある)というわけではないのですが、あいにくの小雨模様。参加台数は61台、参加者は約80名です。アリアやサクラ、リーフといった日産車が多くを占めた一方で、テスラやBMW、ポルシェ、プジョーといった欧米勢、さらにはいま注目のアジア勢としてヒョンデやBYD、さらにトヨタからはFCVのMIRAIなどが津川地区に集結。新潟県内にこれだけのEVや電動車が集い、国道49号線を15kmほど離れた道の駅までパレードランを行うというのは、やはり珍しいそうです。

 あくまでも個人的な経験による思い込みですが「こうしたオフ会は、どこかかたくなで、内輪だけで楽しむもの」だという印象でした。ですが、今回の新潟オフ会の多彩なブランド群を見て、少々様子が違うなと見方が変わりました。

日産EVだけでなく、他メーカーのEVやFCVも参加

日産EVだけでなく、他メーカーのEVやFCVも参加

次のページ:オーナーズミーティングのあり方のひとつを見せてくれた

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。