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【年金を増やす方法】定年後も働けば「年10万円」増額が可能 国民年金への任意加入、2年で元が取れる付加年金の活用も

将来の年金額を確認した上で、必要ならば対策を行いたい(写真:イメージマート)

将来の年金額を確認した上で、必要ならば対策を行いたい(写真:イメージマート)

 ねんきん定期便では将来受け取る年金額を知ることができるが、受取額に不安がある場合、いくつかの方法で年金額を増やすことができる。具体的にはどのような方法があるのか。著書『知っている人だけが得をする 定年前後のお金の選択』が話題のファイナンシャルプランナー・森田悦子氏が解説する。

Q:50代から年金を増やせるなら、増やしたほうがトクか?

A:50代、60代からでも年金は増やせます!

 ねんきん定期便やねんきんネットを見て、自分の見込み年金額が思いのほか少ないとがっかりする人もいるでしょう。でも老後の年金は50代、60代からでも増やすことができます。ここで繰り下げ受給以外の年金を増やす方法をまとめておきましょう。

【年金を増やす方法1】なるべく長く働き続ける

 ねんきん定期便に書かれている年金見込み額は、現状の収入で60歳まで働き続けたと仮定して計算された年金額です。それより長く働き年金保険料を納め続ければ、老後の年金もそれにしたがって増えます。

 たとえば60歳で定年した後も年収300万円で5年働き続ければ、年額で7万9200円年金を増やせます。さらに70歳までの5年間、年収120万円で働けばさらに3万円近く増やせます。70歳までの10年間で、年金を10万円以上増やせる計算です。

働き続けることで年金が増えていく

働き続けることで年金が増えていく

 自営業者などの第一号被保険者は60歳までしか年金に加入できませんが、会社員など第二号被保険者は70歳まで厚生年金に加入することができます。年金をもらい始めてからも働きながら加入を続けることが可能で、加入期間が伸びた分の年金は年に1回、増額されます。パートやアルバイトでも週20時間以上働いていれば厚生年金に加入できるよう適用範囲が拡大し、2024年10月からは50人超の企業で働いている人も対象になります。

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