投資

新NISAの口座開設、ネット証券と銀行それぞれのメリット “クレジットカード引き落とし”設定で「ポイ活」にも

毎月10万円、年利6%で20年間積立運用した場合のシミュレーション

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成長投資枠を活用したいなら銀行より証券会社

 ただし、成長投資枠を活用するつもりがあるなら、銀行ではなく証券会社を選ぼう。ファイナンシャルプランナーの松岡賢治さんが言う。

「成長投資枠で買える個別株は、銀行では取り扱いがありません。対面型の証券会社には、ネットにはないメリットもあります。野村證券やSMBC日興証券などの大手では、いま人気の『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』と内容と手数料が同じ“オリジナル商品”もある。また、成長投資枠で個別株を買おうと思っているなら、大手証券会社の方がIPO(新規公開)株の取り扱いが多く、当たりやすいという魅力もあります」(松岡さん・以下同)

 自分の持っているクレジットカードで証券会社を選ぶのも1つの手。毎月設定した金額が自動で引き落とされる設定にすればポイントが貯まり「ポイ活」にもなる。

「auカブコム証券ならauPAY(1%還元)、マネックス証券なら系列カード(1.1%還元)など、できるだけポイント還元率が高いところを選ぶのがおすすめです。

 新NISAは一度設定すればその後はほとんど操作する必要はないため、使い勝手よりもポイント還元率を重視するといいでしょう」

 どの金融機関を選ぶにしても、基本原則の「長期・分散・積立」を守ることが安心につながる。毎月少額ずつ、投資信託でコツコツ長期で積み立てていくことで、リスクを下げながら利益を再投資でき“複利”に近い効果も見込める。

次のページ:【図解】来年からスタートする新NISAの制度内容

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