家計

お金が貯まる人は目的意識が明確 サバンナ八木は「2人の子供が生まれたときから『封筒分割』で学費を積み立て」

お金が貯まる人は「将来の自分」を想像して行動できる人

 2023年にファイナンシャルプランナー2級の資格を取得した、お笑いコンビ・サバンナの八木真澄は、かねてより将来の人生設計に向けて周到な準備をしていると話す。

「ぼくは将来必要になる費用を『封筒分割』して積み立てています。例えば、クリスマスに子供のために2万4000円必要なら、12分割して毎月2000円ずつ封筒に入れて、1年かけて貯めるんです。 わが家には2人の子供がいるので、20才までの学費を400万円と想定して20年で分割して、1か月にして約1万6000円。これを生まれたときから毎月積み立てています」(八木)

 お金が貯まる人は「将来の自分」を想像して行動できる人ともいわれる。目的が明確になれば具体的な金額がわかり、無理なく計画的に貯めていくことができるのだ。八木のような方法は、ムダ遣いの抑制にも役立つと黒田さんも言う。

「お金を貯める目的がはっきりしていれば、いらないものにお金をかけなくなるのです。お金に愛される人は、『自分にとって本当に必要なもの=NEEDS』と『ただ欲しいだけのもの=WANTS』の見極めがハッキリしている。

 それができるようになれば“流行っているから”“疲れたから”といったなんとなくの理由でWANTSを満たすことはなくなります」(黒田さん)

 例えば前出のゆきこさんは、家族での外食も明確な「目標」として楽しみ、出費にメリハリをつけている。

「以前は子供を迎えに行った帰りに疲れてチェーン店で食事を済ませることもありましたが、そうした“ながら外食”はやめました。平日は自炊を徹底する代わりに、週末は時々家族で外食したり、おうち焼き肉を楽しみます。すると、それを目標にして普段の節約も頑張れる。

 年に数回の旅行や子供の体験教室などにも、金額の上限はつくりつつも、優先的にお金を使います」(ゆきこさん)

 ムダは徹底的に削る一方で、意味のある出費はケチらない。これが、お金に愛される人の節約の極意なのだ。

※女性セブン2024年1月1日号

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