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家計

お金が貯まる人は目的意識が明確 サバンナ八木は「2人の子供が生まれたときから『封筒分割』で学費を積み立て」

FP2級のお笑いコンビ「サバンナ」八木真澄は堅実な積み立てを実践

FP2級のお笑いコンビ「サバンナ」八木真澄は堅実な積み立てを実践

 節約上手の3児のママとして書籍やSNSで情報発信をしているゆきこさんは、5年で貯蓄1000万円を達成して夢のマイホームも購入したが、結婚当初は「夫婦で貯金ゼロ」だったという。超・浪費家だったゆきこさん夫婦は、長女が生まれたことをきっかけに、家計のムダの見直しをスタート。「何をどれだけ持っているか」「どんなムダ遣いをしてきたか」を把握したことが、お金に愛されるようになるための第一歩になったという。

うまくいく家計管理は夫婦の協力が不可欠

 ゆきこさんはいま、月に一度、夫婦で「お金会議」を開いている。

「最初は節約に興味を示さなかった夫に“今月は○万円も増えたよ!”などと声をかけ続けることで、数か月かけて夫の協力を得ることに成功しました(笑い)」(ゆきこさん・以下同)

 実は、貯蓄がうまくいっている家庭の多くに共通しているのは、ゆきこさんのように夫婦のどちらかが「手綱」を握って、もう一方がそれにきちんと従い、協力しているパターンだと、ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんは言う。

「いちばんお金が貯まりやすいのは、夫婦のうち片方が通帳を握り、家計のすべてのやりくりを管理する方法です。ただ、収支の把握漏れが起きにくくきちんと管理できる一方、管理される側の不満が出やすいため、可能なら定期的に役割を交代するといいでしょう。夫婦で意思疎通ができており、お金の使い道がオープンになっているなら、分担して管理するのも問題はありません」(黒田さん)

 家計管理には家計簿も必須だが、お金に愛される人は金額だけでなく、自分がその出費に感じた“感情”をも記録する。マネーキャリアプランナーの笠井裕予(ひろよ)さんが言う。

「その日使った項目と金額を書き出して、値段とは関係なく、それが自分にとってどれくらい価値のある消費だったか、5段階で評価します。例えば、コンビニでアイスを1つ買った場合でも“なんとなく衝動買いしてしまった”なら★1つ、“おいしくて心身が満たされた”なら★5つ。続けることで、自分のお金の使い方のクセとともに、自分がどんなことにお金を使うと幸せになれるか、つまり自分にとって本当に価値のある出費が何かわかるようになります。1日5分でいいので、実践してみてほしい」

 使ったお金を振り返るだけでなく、これから必要になるお金を見積もることも、お金に愛されるようになるために必要だ。それは、お金を貯める目的を明確にすること。

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