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生命保険は貯蓄と保障を兼ね備えた金融商品 「もしもに備える」だけじゃない、そのメリットをおさらい

生命保険は「もしもに備える」だけではない、様々な機能を有する(イメージ)

生命保険は「もしもに備える」だけではない、様々な機能を有する(イメージ)

「老後資金2000万円問題」が浮上してからまもなく5年になるが、老後のお金への不安はいまだ続いている。いったい、お金をどうつくって、どう残せばいいのか……そんなときこそ役に立つのが「生命保険」だ。

 保険といえば、死亡や入院といったもしもの事態に備えて「安心」を買うもの。だからこそ「子供が独立したら必要なくなる」「毎月の保険料がもったいない」といったイメージを抱いている人も少なくないだろう。

 だが実は、保険は老後資金づくりや資産運用、さらには相続といった「貯める」「増やす」「残す」ためにも役立つ。子供が独立していたり、老後資金に不安をかかえていたりする50代以上こそ、保険のメリットをより大きく享受できるのだ。

 生命保険協会のまとめでは、2022年度末の個人保険の保有契約件数は1億9458万件で、前年度比で100.8%に増え、15年連続で増加している。

 また、生命保険文化センターの調査では、女性の81.5%、男性の77.6%にあたる約9000万人もの人が何かしらの保険に加入しており、そのうちもっとも多いのが50代なのだ。

「もしもに備える」だけじゃない

 保険のメリットについて、ファイナンシャルプランナーの牧野寿和さんが説明する。

「保険とは、貯蓄と保障を兼ね備えた金融商品。死亡保険金1000万円の保険に加入していれば、自分や家族に万が一のことがあった場合、同額の保険金を受け取ることができます」

 それだけではなく、保険料を一時払いしておけば、預貯金や不動産などより確実にお金を残すことができる。

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