キャリア

《経済評論家・山崎元さんが遺した働き方のヒント》キャリアプランニングで意識すべき3つの年齢「28歳」「35歳」「45歳」の意味

『経済評論家の父から息子への手紙』(Gakken、2月15日発売)の目次

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小さくても副業のチャンスは逃がすな

 収入的に大きなものではなくとも、副業できるチャンスがあれば、是非活かせ。原稿書き、デザイン、アプリなどの制作、調査、コンサルティング、物販、飲食店の手伝いなど、さまざまな副業が考えられる。

 小さくても収入があると張り合いがあるし、自信にもなる。副業が将来の本業の種蒔きになることもある。本業だけではない「もう一つの別の世界」を持つことの効用は大きい。

本業も副業も時々見直せ

 本業でも、副業でも、仕事そのものや、そのやり方が古くなっていないかどうか時々見直せ。

 良いと思って始めたプロジェクトや副業でも、父の場合では、10年くらい経つとパッとしなくなることが多かった。そのたびに、顧客のターゲットを変えたり、仕事のやり方を変えたり、新しい仕事を仕込んだりする手を打ってきた。

 息子よ。かなり先の話にはなるが、君も時々自分の仕事の生産性が落ちていないかを見直すといい。そして意識的に工夫せよ。

ワークライフバランスは「ほどほど」に

 成功者が、十分成功した後に「人生には仕事よりも大切なものがある」と語るのはよくあることだ。その話に噓はないが、スタートアップでの成功者の大半の若いころは「仕事の虫」だ。成功を収めるためには、夢中になって高度に集中する時期が必要なのが普通だ。もちろん、健康や家族などとのバランスも大切だが、ワークライフバランスは「ほどほどに」と言っておく。

お金は必要なだけ稼げばいい

 父は、「稼ぎたいなら、有利に稼げ」とは言っているが、君に大金持ちになるために稼げとはひと言も言っていない。

 お金は、これが足りなくなって選択に制約をもたらすようではつまらないが、それ自体の獲得を目的に人生を懸けるほどのものではない。例えば、面白いと思える仕事を通じて、必要な程度のお金を稼ぐことができればそれでいい。

 もちろん、他人と同じにではなくて、自分で「工夫」するのだ。

(了。前編から読む

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