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【相続トラブル】“きょうだいが多くて疎遠”なケースでの典型例は「実家の押し付け合い」 最悪シナリオを避けるには「遺言書」が重要

相続で問題が起きやすい3つのタイプ

相続で問題が起きやすい3つのタイプ

Q:親の「資産の奪い合い」にどう備える?

 親が都心に不動産を持っているなど、価値の高い遺産がある場合について、吉澤氏は「対処しやすいパターン」と話す。

「高額の相続税が発生したり、きょうだいでの等分が難しかったりしても、都心の物件なら売れるから解決できるケースが多い」

 こうしたタイプの家族は親の生前に相続税対策に勤しむ人が多いが、むしろそちらに落とし穴が潜んでいるかもしれない。

「マンション購入、アパート経営など様々な相続税対策がありますが、本当に必要なのか疑問というケースも多い。数百万円の相続税を節税するために何千万円も借金するなど、それ以上のコストをかけている人はたくさんいます」

 家族にどんなリスクがあるのかを把握すること──それが効率的に得する相続につながるのだ。

※週刊ポスト2024年3月1日号

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