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自炊しなかった男性たちを改心させる“男のずぼら飯”動画の貢献 苦手意識が一変し「食費問題が解決」「最高の趣味が持てた」

簡単だけど、なぜかうまい…(イメージ)

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 おうち時間が増えたコロナ禍以降、SNSの人気コンテンツとしてますます注目を集めている料理系動画。そんな料理系動画コンテンツのなかでも、とくにバズっているのが“男のずぼら飯”動画だ。手軽な工程と少ない食材で簡単に美味しい料理ができるとあって、料理に苦手意識を持っていた男性たちにも高評価だという。

一人暮らしの食費問題に直面した時に動画を検索

 26歳まで実家暮らしで、カップラーメンしか作ることができなかったという会社員の男性・Aさん(27歳)は、“男のずぼら飯”動画を見るようになったことで人生が変わったと熱弁する。

「昨年まで実家暮らしで、母親が作った料理を食べるだけの人生でした。母がいないときは、カップラーメン。チャーハンや卵焼きすら作ったことがなかったんです。今年になって、さすがに実家暮らしを続けていては彼女もできないな、と思い一人暮らしを始めました。

 そこで突き当たったのが食費問題でした。給与は額面で月25万円ほど。人並み程度の稼ぎですが、毎日外食をしていたら立ち行かなくなると気づき、YouTubeとTwitterで『男のずぼら飯』や『簡単レシピ』などを検索し始めたのが始まりです」(Aさん)

 動画を見るようになり、Aさんの「料理」についての意識は急速に変化していく。

「いろいろと動画を見るようになったことで、料理が楽しそうで自分もやってみたいと思うようになったのは大きな変化です。好奇心を掻き立てられて、すぐにスーパーで食材を調達したくなりました(笑)。“虚無レシピ”という超簡単料理を紹介してくれる『料理研究家リュウジのバズレシピ』から見様見真似でスタートし、今では自分なりにアレンジもできるようになりました。

 料理に対する苦手意識が払拭されただけでなく、スーパーの値段チェックも趣味になって、少しでも安いものを買いたいと思うようになりました。食費問題も解決です。また数ヶ月自炊を続けていたら明らかに肌質が改善したような感じがします。脂性肌でニキビも治らなかったのが、今ではニキビも出にくくなり、くすみも消えた気がする。自炊にハマってからいいことずくめです」(同前)

次のページ:料理動画を機に自炊を始めて自己肯定感もアップ
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