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【空いているのになぜ隣に…】「トナラー」に遭遇したらどうするか問題 電車ではそっと席を移る人が多いが、パチンコ店では異なる事情も

トナラーの例【サウナや銭湯】

トナラーの例【サウナや銭湯】

パチンコホールではトナラーは許される?

 電車や飲食店のほかに、トナラーの問題が生じやすい場所がパチンコ店だ。店内がガラガラであっても、わざわざ打っている人の隣に座る人がいる。パチンコ業界に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏がこう話す。

「店内がガラガラのホールでは、誰かが打っている隣の台は避けるというパチンコユーザーが大半だと思います。最近のパチンコ・パチスロは、BGMや効果音が派手なものが多く、隣の台の音が気になるという人も珍しくない。空いているホールだと余計に他の人が打っている台の音が気になりますし、自分が負けている状態で隣の台が出ていたらイライラしてしまう人もいるでしょう。

 単純にパーソナルスペースを侵食されるというだけでなく、心理的な不快感もあるので、他人から離れて打ちたいというユーザーは一定数いると思います。

 一方で、何も気にせず、誰かが打っているすぐ隣に着席する人もいます。ただ、それでトラブルになったという話を聞いたことはないですね。たとえば、打ちたい機種が1台しか空いてないなら、隣で誰かが打っていてもその台に座るのは自然なことなので、パチンコ店の場合は必ずしも“不快”には当てはまらないのでは」

 パチスロでは出玉を左右する「設定」という機能があり、高い設定の台ほど勝ちやすくなる。過去の出玉データなどからその設定を予測し、台選びをする上級者もいる。

「高設定狙いの客にしてみれば、パーソナルスペースよりも“勝てるかどうか”が優先される。隣で誰かが打っているかどうかなど関係なく、高設定だと予想した台に座るわけです。そういった台選びが当たり前になっているので、必ずしもトナラーだからといって嫌悪されるわけではありません。この辺の事情はパチンコホール特有のものでしょうね」(藤井氏)

 状況によって捉えられ方も違えば、人によって対応も違うトナラー。もし違和感をおぼえることがあったとしても、なるべく穏やかに対応したいものだ。(了)

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