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土俵に埋まるカネ

【大の里が大関昇進へ】1年ちょっと前の「月給ゼロ」から今年は「月平均800万円超」へ、収入大幅アップの軌跡

懸賞金だけで2000万円以上になる

・2024年7月場所(西関脇):9勝6敗、殊勲賞
 大関昇進の目安となる3場所33勝には届かなかったが、3つの勝ち越し。持ち給金は1.5円増えて103円(支給額41.2万円)まで伸ばした。また、殊勲賞の200万円を手にしている。

・2024年9月場所(西関脇):13勝2敗、幕内優勝、敢闘賞、技能賞
 2場所ぶり2度目の優勝を決め、大関昇進を決定的とした。成績は13勝2敗だった。まず、月給は関脇・小結が180万円だったのが、大関は月給250万円と大幅アップ。さらに、持ち給金も幕内優勝のプラス30円、11の勝ち越しのプラス5.5円がある。11月場所の持ち給金は138.5円(支給額55.4万円)まで増える。場所のある月に受け取る額は305.4万円となる。

 9月場所は月給と褒賞金のほか、幕内最高優勝賞金1000万円、敢闘賞と技能賞の賞金合わせて400万円を獲得。さらに277本の懸賞金(1本手取り3万円)による831万円も手にしている。懸賞金は1月場所から9月場所までの5場所で727本の2181万円に達した。

 今年1月から9月までの大の里は、月給が9か月で1460万円、褒賞金が5場所で158万円、幕内最高優勝賞金が2回で2000万円、三賞賞金が合計8個で1600万円を合わせると5218万円を稼ぎ出している。懸賞金も合わせると約7400万円に達する計算だ。

 昨年7月までは月給ゼロだったが、今年は月平均で800万以上を荒稼ぎする計算になる大の里。まさに「土俵にはカネが埋まっている」を地で行くスピード出世だ。

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