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住まい・不動産
ミニマリストゆみにゃんさんの節約&投資術

持ち家・賃貸「どちらが得か」論争、データを踏まえてFPが出した最終結論 「価値が落ちない中古の家を買うなら持ち家が有利、そうでなければ賃貸が有利」

ミニマルライフを生かした節約術や持ち前の論理的思考をもとにお金の増やし方を発信するミニマリストゆみにゃんさん

ミニマルライフを生かした節約術や持ち前の論理的思考をもとにお金の増やし方を発信するミニマリストゆみにゃんさん

年収の5倍以上で持ち家のローンは組まないこと

 マイホームを購入する際、不動産会社から「年収の7倍までローンが組めます」「奥様の年収も合わせればこちらの家に住めます」などと言われ、無理なローンを組んでしまいがちです。しかし、年収の5倍を超えてローンを組むと生活が苦しくなりますよ。

 なぜなら、住宅ローンの金利以外にもマンションの管理費や修繕積立金、リフォーム費用なども発生するからです。

 日本はITバブル期をピークに年収が上がっていません。年功序列で年収が上がり、退職金で数千万円もらえると思って契約した人にとっては、大きな誤算なのです。

年齢や勤続年数を重ねても年収は上がらない、リストラが実施されている、退職金は減らされている。でも税金と社会保険料は上がっているので想定の手取りになっていない状態です。

 ちなみに、企業の寿命は家の寿命よりも短いことを知っていますか? 2017年に倒産した企業の平均寿命は23.5年で、倒産した8405社のなかに、業歴30年以上の「老舗企業」が2288件含まれていました(東京商工リサーチ 2017年「業歴30年以上の『老舗』企業倒産」調査より)。

 定年まで勤め上げて住宅ローンをコツコツ払っていこうと思っても、途中で勤務先の会社が倒産してしまう可能性も十分あるのです。

 しかし、いざ苦しくなって家を売ろうとしても、新築購入だとローンの返済額の方が多くて、そのお金を工面できないので売ることもできないという負のループにハマります。

 一般的に不動産価格は新築マンションで築15年、新築一戸建では築20年以降で下げ止まる傾向にあります。なので、マイホームを買う場合は築15~20年の物件で、住宅ローンの借入金額は世帯主年収の5倍までにしましょうね。

※ミニマリストゆみにゃん・著『オートで月5万円貯まる魔法の節約術』を元に一部抜粋して再構成

【プロフィール】
ミニマリストゆみにゃん/ファイナンシャルプランナー・YouTuber。北海道生まれ、東京都・神奈川県育ち。3級FP技能士。大学を卒業後、大手ゲームメーカーに入社。7年半付き合った彼氏と結婚するも、マイホーム購入直後に離婚して貯金ゼロに転落。さらに仮想通貨投資詐欺、不動産投資詐欺、恋人にだまされるなどお金を失い続ける。そこから節約&ミニマリストに目覚め、転職して空いた時間でYouTubeにも挑戦。ミニマルライフを生かした節約術や持ち前の論理的思考をもとにお金の増やし方を発信し、チャンネル登録者数は11万人を超えている(2023年1月現在)。著書に『オートで月5万円貯まる魔法の節約術』(KADOKAWA)がある。

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