閉じる ×
トレンド

「ここは居酒屋じゃない!」新幹線の飲酒マナー問題 酔客の声や態度が迷惑でも逃げ場がない…「乗務員が理不尽に怒鳴りつけられていた」カスハラの温床にも

鉄道係員に対するカスタマーハラスメントの件数(国土交通省資料)

鉄道係員に対するカスタマーハラスメントの件数(国土交通省資料)

酔っぱらいは「態度」も「気」も大きくなりがち

 新幹線での飲酒は「声」の問題もある。IT企業勤務の20代・女性Bさんは、「お酒好き」を自認するが、「新幹線内では節度をもってほしいと思う」と言う。

「一升瓶を持ち込んで、宴会しているグループに遭遇したことがあります。座席を回して6人席にして、盛り上がっていましたよ。酔っぱらいの声は大きくなるのもセットで、うるさくて仕方がありませんでした。お酒自体を飲むなとはいいませんが、家や居酒屋ではなく、いろんな人が乗り合わせていることを自覚しておくべきでは」

 声だけでなく、酔っぱらいは「態度」や「気」も大きくなりがち。Bさんは、新幹線で飲酒する男性に声をかけられることが多かったと明かす。

「私自身は、出張帰りに、缶ビールを1本だけと決めて、新幹線内で飲むのが好きなんです。仕事が終わった~っていう感じがして、一息つけるんですよね。でもある時隣の年配男性に顔を覗き込まれながら、『一人? 寂しそうだね?』とか声をかけられて、めちゃくちゃ怖かったです。ほかにも、『一緒に飲む?』と言って、お酒やおつまみをお裾分けしてくれようとしたり……。静かに時間を過ごしたいのに、居酒屋にいるような酔っぱらいの相手をしなくちゃいけないなんて、本当に苦痛」(Bさん)

次のページ:「ふざけるな」と酒を飲んでいる人に肩を殴られた

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。