AIが算出した有名企業200社の「1か月後の株価予測」の精度は(写真:イメージマート)
投資初心者にとって悩ましいのが銘柄選びだが、その一助となるのが、最新の「AI(人工知能)」による株価予測だ。乱高下する相場をどう見通すのか──有名企業200社の“未来”を探った。
ネット証券大手のマネックス証券は、株価予測サービス「AI銘柄ナビ」を提供している。同社と投資助言会社「MILIZE INVESTMENT」が共同開発し、2020年から主要ネット証券で初めて提供を開始。証券口座を開設していなくても、登録すれば無料で利用可能だ。
AIがさまざまなデータを学習し、1か月後の株価の騰落を予測。サイト上に「大幅上昇」「上昇」「下落」「大幅下落」の4段階の矢印で示される。同社プロダクト部の米内征也氏が説明する。
「株価や業績、国内外の株価指数、為替や金利など、240以上ものデータをAIが取り込んで、1か月後の株価トレンドを予測します。10%以上の株価上昇が見込める場合は『大幅上昇』、10%未満のプラスは『上昇』、マイナス10%未満なら『下落』、マイナス10%以上なら『大幅下落』です。
直近の動きも加味して過去5年分の株価データを取り込んで予測が立てられています。まずは簡単な株価の方向性がわかるサービスです」
AI予測の見方(※AIの騰落予測は会員登録後すべて閲覧可能)
今回はマネックス証券の協力のもと、マーケットバンク代表・岡山憲史氏と、カブ知恵代表・藤井英敏氏に取材のうえ、有名企業200社を選定、1か月後の株価予測を一覧にまとめた。