増税マフィアの中核(政界再編相関図の一部。全体図は本文内【政界再編相関図】へのリンクをクリック)
政界が自民・立憲の増税派議員を中心とする大連立派と、玉木雄一郎・代表の国民民主を中心に各党の減税派が結集する新党勢力の2つに大きく再編されるわけだ。
参院選で自公が敗北し、衆参で過半数を失った途端に政権の組み換えが始まり、同時に各党の分裂と再編の動きにつながっていくことが予想される。
角谷氏が続ける。
「政界全体が増税派と減税派に割れて首班指名で対決する状況になれば、減税派の首相候補は玉木氏が有力で、本人も意欲がある。増税派・財政規律派の首相候補は順当なら立憲の野田佳彦・代表か石破首相だが、玉木氏と対峙する旗印としては弱い。実際に玉木氏と財政政策の議論で戦える人材としてコバホーク(小林鷹之・元経済安保相)が前面に立つ可能性もあるとみている」
参院選後の首班指名は日本の大きな針路を決めることになる。
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※週刊ポスト2025年5月23日号