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キャリア
「もう無理!」でわかる会社の見分け方

日常的に行っている業務がもしかしたら…?「知らなかった」では済まされない、無資格者による違反行為の数々 士師業の現場では意外と多い

法律違反の行為に加担させられてしまったというケースも(イメージ)

法律違反の行為に加担させられてしまったというケースも(イメージ)

 様々な業界で国家資格を必要とする仕事がある。そうした業務を資格がないままやれば違法行為に当たるが、知らないうちに資格が必要な作業を上司からやらされていたというケースもあるという。退職代行モームリによる新刊『今の会社、ヤバいかも!? 3万人の「もう無理!」でわかる会社の見分け方』より一部抜粋・再構成、モームリに寄せられた実際の相談をもとに、無資格者による違反行為の事例とそうした仕事の注意点を紹介する。

【相談事例】法律違反の行為に加担させられた!

 歯科助手としてクリニックで働き始めましたが、まったく未経験なのにもかかわらず、ぶっつけ本番で患者さんの口のバキュームをやらされました。

 また、何より許せなかったのが、麻酔をする前に患者さんの口の中に薬剤を塗って綿球を入れる作業をやらされたことです。患者さんの口の中に指を入れる行為は、国家資格である歯科衛生士か歯科医師でなければやってはいけないはずなのに、新人の教育係である先輩の歯科助手も当然のようにやっています。(医療関係・Oクリニック歯科助手33歳/女性)

【モームリ解説】

 違法行為に加担させているわけですから、もちろんヤバい会社です。場合によっては自身も罰せられる可能性もありますから、退職するのが無難でしょう。

 とはいえ、無資格者による違反行為は、特に士師業の現場では意外とさまざまな場面で行われてしまっています。過去に退職代行の依頼を受けたなかにも、医師や診療放射線技師ではない者によるレントゲン撮影や、薬剤師ではないスタッフによる無資格調剤、看護師補佐による手術助手、保育補助による保育士業務などの事例がありました。

次のページ:士師業以外の「無資格者による違反行為」例

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