トランプ氏も「ベッセント氏の重要性」を認識
まつのすけ氏は、「トランプ氏の取り巻きで唯一まともに思えるのがベッセント氏」と評す。
「元ヘッジファンドマネージャーだけあって、マーケットや経済動向の見方も鋭いし、危ない状況でトランプ氏をフォローする発言もあった。米中の貿易協議を含め、日を追うごとにベッセント氏の存在感が増しています。トランプ氏もこの間の危機を鎮めてきたのが彼だとわかっているので、ベッセント氏を重用すればうまくいくと考えているでしょう。
ホワイトハウスでのベッセント氏の発言力が強まれば、相場も安定していくのではないかという期待はある。もちろん、トランプ氏が何をやりだすかわからないリスクは残っています。ただ、最近も『外国で作られた映画には100%の関税を課す』とトランプ氏が突然言い始め、翌日だけはネットフリックスなど関連銘柄の株価が大幅に下落しましたが、すぐ元に戻った。そうした状況を見る限りは、かなり落ち着いてきたのかなと。今後、関税ネタで株価が下がった場合も、押し目買いでいいのかなと考えられる状況だと思います」
そうした状況下で、まつのすけ氏はどのような銘柄に注目するのか。別記事『《資産約10億円・まつのすけ氏の厳選7銘柄》トランプ相場に立ち向かう2つのアプローチ「関税フリー銘柄を選ぶ」「叩き売られたところへ逆張り」で選んだ企業とは』で具体的に解説していく。
【プロフィール】
まつのすけ/会社員時代に貯金40万円を元手に株式投資を始め、33歳で資産1億円に。その後株式投資を続けながら起業し、クレジットカードや電子マネーの活用の研究にも取り組んでいる。現在は資産10億円に達している。著書に『会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件』(ぱる出版)、『33歳で1億円達成した僕が実践する一生モノの億超え投資法』(KADOKAWA)。