さまざまなものがレンタルできるゲオのレンタルサービス
スマホの高額化がレンタルニーズ増加の一因か
レンタルサービス「ゲオあれこれレンタル」を運営する、ゲオのあれこれレンタル課の赤峰奈美さんによれば、スマホをレンタルする人は増えているという。
「2019年11月に『ゲオあれこれレンタル』のサービスを開始して以来、スマホレンタルの利用者数は年々増加傾向にあります。近年、物価高騰が続く中で、安価にスマホを利用できるレンタルサービスが、お客様のニーズにより一層マッチしてきていると考えています」(赤峰さん。以下、「」内同)
いまやスマホは10万円以上することも珍しくなくなった。赤峰さんは、「スマホの高額化はレンタルニーズ増加の一因」と推測する。
「以前に比べ、スマホは簡単に購入できる金額ではなくなりつつあり、高額な端末を所有する負担を軽減する手段として、レンタルを選択されるお客様が増えていると感じています。『高い端末を購入しなくても、必要な期間だけレンタルすれば良い』という考え方が浸透しつつあるのではないでしょうか」
端末価格が高い最新モデルの需要も伸びている
客のレンタルする端末にも変化が表れている。高額なモデルのレンタルが増加傾向にあるという。
「以前は、ホームボタンが搭載されているiPhone SE(第2世代)が人気を集めていましたが、現在ではiPhone 15 Proなど、端末価格が高い最新モデルの需要も伸びています。また最近では、Android機種のレンタルニーズも拡大しており、Galaxy S24やGoogle Pixel 7 Proなども多くご利用いただいています」
価格はiPhone の場合、機種によって1か月で2300~9980円となっている。赤峰さんによると、スマホの修理中の代替機として、あるいは高額な端末を購入する代わりにレンタルで賢く利用するケースが多いという。レンタル利用期間は短くて1か月程度、長い場合で数年にわたって利用する人もいるそうだ。レンタル後に端末をそのまま購入する客も珍しくないのだとか。
さまざまな用途や期間で、利用する人たちが増えているスマホレンタル。今後もますますニーズが高まっていくのだろうか。