規格改正で有線だけでなくワイヤレスでも接続が可能に
そうしたなか、イヤホン・ヘッドホンと接続できる機能を持った遊技機の登場が囁かれ始めている。
遊技機メーカーのSANYOは7月1日、新しいパチンコ機『Pスーパー海物語IN沖縄6』の開発速報告知動画を公開。導入日や細かいスペックなどはまだ明らかになっていないが、SNS上ではその筐体とされる画像が拡散されており、その筐体に「イヤホンジャック」が装備されていることが注目を集めている。
「未確定な情報ではありますが、ネット上で拡散されている画像を見ると、筐体のハンドルの左下辺りにイヤホンジャックのような穴があります。また、SANYOが公開した動画にも一瞬ながらそのような穴が確認できる。パチンコ関連のYouTuberたちもこのイヤホンジャックについて触れるなど、業界内では話題になっています」
これまでの遊技機では、イヤホンジャックなど、外部機器と接続する機能を搭載することはなかった。外部機器との接続をすることで、台に対する不正行為が行われるのを防ぐことが最大の理由だ。
しかし2024年8月23日に警察庁は、遊技機の機能に関する新たな規格解釈基準を定める「技術上の規格解釈基準について(通知)」を発出。この改正された規格解釈基準によって、音声のみを発信する目的として外部機器との接続する機能の搭載が可能になったのだ。イヤホンジャックを介して遊技機と有線のイヤホン・ヘッドホンを接続するのはもちろん、Bluetoothによるワイヤレスイヤホンの接続も可能になると見られている。
『Pスーパー海物語IN沖縄6』は、上記の改正を受けて登場する、イヤホンなどと接続できる初の遊技機である可能性が高い。
遊技機にイヤホンを接続できるようになれば、ホールにおける音量問題は軽減されるだろう。大音量で遊技したいユーザーも、周囲を気にする必要が少なくなるのではないか。