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キャリア
資産80億円超・たーちゃん氏の投資術

資産80億円を突破した現役麻酔科医の投資家・たーちゃん氏 「自分は医師に向いていない」と気付いた医学生時代に決めたその後の人生のライフプラン

大学時代にデビューした、たーちゃん氏の投資遍歴

 以下、たーちゃん氏の略歴と投資遍歴を紹介する。1975年兵庫県生まれ。広島大学医学部卒の現役麻酔科医。

 大学生のときに『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んで投資に興味を持ち、元手50万円で株式投資をスタート。アミューズメント機器や施設運営、ゲーム機器を手がけるセガサミーホールディングス(旧セガ:6460)を購入。2000年、セガ株の投資がうまくいき、資産500万円に増加。

 2003年、暴落していたオーストラリアの金鉱株に集中投資して、2005年に資産1億円達成。集中投資はやめて、バリュー株の分散投資にシフト。

 2008年のリーマンショックでは、ほぼ底値で買った銘柄の株価が上がったり、保有株がTOB(株式公開買い付け)で値上がりしたりと、結果としてほとんど資産を減らさずに耐える。

 2009年、「かつや」などを展開するアークランドサービスホールディングス(2023年上場廃止)の買い増しを続けて主力化。

 2012年、過払い金請求問題で倒産すると思われていたアイフル(8515)が、黒字化したタイミングで集中投資。

 2013年、アベノミクスの追い風もあり、アイフルが半年で約7倍に。保有していたアークランド株も、この年にテンバガー(株価10倍)を達成。資産10億円となり、配当金は年3000万円以上と、医師としての収入をゆうに超えるようになった。

 そこで38歳のとき、FIRE(経済的自立と早期リタイア)して専業投資家になるも、平日に高齢者と麻雀する日々が暇すぎたため、半年で復職。

 2016年、同業のGMOフィナンシャルホールディングス(旧GMOクリックホールディングス:7177)より割安だったヒロセ通商(7185)を、浮動株(株式市場で流通している株)がなくなるくらいに購入し、半年で株価が約3倍に。

 割安株主体で守備的な投資をしながら、不況の業種で10倍株候補を見つけて大胆に投資する「分散×集中投資」で資産50億円を超える。

 2022年がんが発見され、翌年がんが再発。4度の手術を経て2024年、49歳で肺と肝臓へのがん転移が判明。主治医からは「50歳は迎えられても、51歳はわからない」と宣告される。著書『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』で2人の愛娘に向けて自らの投資法を初公開・初指南している。

 なお、その後資産を80億円にまで増やしたたーちゃん氏がいま注目する銘柄については、関連記事の最新インタビュー《【資産80億円の投資家が厳選した4銘柄】造船、倉庫、コメ関連ほか、「がんステージ4の億り人」たーちゃんさんが描く独自の株価上昇ストーリーを特別公開》にて詳しく紹介している。

※たーちゃん・著『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)を元に一部抜粋して再構成

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