猛暑の影響は女性の足元にも及んでいる(イメージ)
夏といえばサンダルの季節。しかし今年、女性の足元に異変が起きている。日中は気温が40度近くになる地域も珍しくなくなり、人びとの暑さ対策として日傘やハンディファン、ネッククーラーなどといったアイテムの需要が増える一方で、これまで当たり前だった夏グッズのうち、“避けられる”ものも出てきている。その一つが「サンダル」だという。
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気温の上昇とともに、道行く女性の足元はブーツから軽やかなサンダルへと“衣替え”されるのが風物詩だったが、今夏は「サンダルを履く気にならない」という女性も増えているようだ。なぜ、彼女たちはサンダルを履かなくなったのか。話を聞いた。
屋外では暑く、屋内では冷える
都内のIT企業に勤務するAさん(20代女性)は、ワンピースやパンツスタイルに華奢なストラップのサンダルを合わせるコーディネートがお気に入り。靴箱にはブランドものからカジュアルなものまで3足を保管しており、毎年夏になればそこから出して履くのを楽しみにしていたというが、「今年は履いていないし、多分履かない」と語る。お気に入りコーデなのに、どうして履かないのか。
「底が薄いサンダルは、地面の熱がダイレクトに伝わってきて外だと暑いんです。裸足で道路を歩いているような気持ちになっちゃって……。サンダルって、涼しそうに見えるかもしれませんが、実際はめちゃくちゃ暑いんですよね」
Aさんを苦しめるのは外気だけではない。電車内や喫茶店内などでの冷房も天敵だという。
「電車の中とか、カフェって冷房がきついところが多いんですよね。サンダルはつま先がむき出しなので、足元がとにかく冷える。最終的には体の芯から凍えそうになり、カフェではひざ掛けをもらうこともあります」(Aさん)