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《老い支度》「独立した子供の部屋を家財を処分したら、すぐに戻ってきて買い直し」「趣味のモノを捨てたら老化が進んで…」“モノを整理する時期”を誤って後悔した人たち

モノの片づけはどう進めるべきか(写真:イメージマート)

モノの片づけはどう進めるべきか(写真:イメージマート)

 終活の大切さは誰しも理解しているが、ひと口に終活といっても、「年代」によってやるべきこと、やってはいけないことがある。身の回りの整理は歳を重ねてからのQOL(生活の質)を高めるために重要だ。高齢者を支援する一般社団法人LMN代表理事の遠藤英樹氏が語る。

「50~60代のまだ気力と体力があるうちに家財整理の第一弾を始めるといい。ただし、物を捨てる基準は“1年間使っていない物を捨てる”こと。一気に捨てるのではなく、徐々に段階を踏んで整理していくのです」

 埼玉県在住の60代男性は、独立して家を出た子供部屋の家具や布団を一斉処分した。ところがすぐに子供が仕事を辞め、転職活動のために一時的に家に戻ったため布団などの生活用品一式を改めて買い揃える羽目になったという。

「60代前半くらいだと子供が巣立ったといってもまだ若く、実家を頼って戻ってくるといったケースは少なくありません。かといって不要な物を残しても自分たちの生活を圧迫してしまう。残しておく期限を決めて子供に処分の意向を伝えることです。また、子供の成績表などの思い出の物は引き取りに来てもらうといいでしょう」(遠藤氏)

 自分の持ち物の処分を早まって後に必要になることもある。

「子供部屋を片付けて空いたスペースに物を置いておいて後期高齢者になる前に不要な物を徐々に片付けていくのもひとつの解決策です」(同前)

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