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FPが教える老後のための“上手な保険の見直し方”「医療保険の加入・解約を判断するためのポイント」「相続対策にもなる生命保険の解約は慎重に」

ライフステージが変わるタイミングで保険を見直したい(イメージ)

ライフステージが変わるタイミングで保険を見直したい(イメージ)

 老後資産を考えるうえで整理し、上手に活用したいのが保険だ。ファイナンシャルプランナーの坂本綾子さんが言う。

「まず、子育てが一段落、夫が定年退職、ローン完済などのライフステージが変わる時期での保険見直しは必ず行ってください。不要な保険料を払うことは家計の負担になりますから、不要な保険は解約していくこと。お子さんが大きいなら死亡保障を外す、充分な貯金があるなら医療保険も不要です。

 できるだけ最小限にすることを意識してほしいですね。そのうえで月々の保険料と保障内容は必ず数社で比較する。保険料の安さだけで選ぶと、病気になったりけがをしても保障されず“払い損”になってしまうこともあります」

 ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんは、医療保険は金銭面に余裕があっても検討していいと話す。

「健康診断で何か見つかっても、医療保険に入っていれば手術給付金や入院給付金があるので安心です。医療費も貯金でまかなえるし、高額療養費制度を使えばいいという意見もありますが、シニアになると若者と一緒の大部屋はいやだな、とか、家族にいつでも面会にきてほしいと考える人は多いと思います。医療保険に入っていれば差額ベッド代などもある程度カバーできますし、プラスの気持ちになれます」

 ただし、これまで積み立ててきた額との精査は必要。長く入っている終身保険があるならば、途中解約するとかえって損をすることがある。また、保険は貯金代わりに使うこともできて、相続対策にもなるとされ、むやみに解約すればいいわけではない。

 坂本さんが言う。

「生命保険は相続時の非課税枠があり、法定相続人1人あたり500万円までが非課税になります」

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