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フジテレビ、港浩一・前社長と大多亮・元専務に損害賠償を求めて提訴した背景 50億円の巨額請求は「厳しく臨む姿勢」を株主にアピールするためか

巨額賠償請求の狙いは(左から港浩一・前社長、大多亮・元専務/時事通信フォト)

巨額賠償請求の狙いは(左から港浩一・前社長、大多亮・元専務/時事通信フォト)

 フジテレビでは元タレントの中居正広氏による同局アナウンサー(当時)への“性暴力”問題が昨年末に発覚後、経営陣や幹部社員の不手際が露呈。3月末に出された一連の問題に対する第三者委員会調査報告書では、同局のコンプライアンス(法令遵守)・ガバナンス(企業統治)の欠如が白日の下に晒された。同社は港浩一・前社長と大多亮・元専務に対し、50億円の損害賠償を求めて提訴したと発表しているが、この背景に何があるのかレポートする。【前後編の前編】

50億円という“巨額”請求の意図

 提訴の背景には、企業経営を監視する役割を担うフジ・メディアHDの「監査等委員会」やフジの監査役の顔ぶれが“総入れ替え”になったことがあると見られている。40年以上取締役を務めた日枝久・取締役相談役も退任した。ジャーナリストの高堀冬彦氏が言う。

「以前は日枝氏に近い人物らが社内・社外の監査役を務めたが、彼らが退任した。新たに監査役に就任した有識者らが『今やらなければ現経営陣の責任が問われることになる』と危機感を表明したようです。ただし日枝氏の影響力が消えたわけではありません」

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