毎月9万円を積み立て、35年で1億円を築ける条件とは
今回の作品で読者にとりわけ伝えたかったのは、「正しい投資をすれば再現性は高い」ということだという。
「投資には必ずしも秀でた才能も知識も必要なく、夜を徹した勉強も必要なく、大金を用意する必要もなく、まとまった時間も必要ありません。そういう投資があることを伝えたかった。世界は投資でできていて、投資とは世界中の経済活動に参加することです。投資が危険と思っている人、投資はラクしてお金を稼ぐ悪いものと思っている人に、投資の本質が楽しく伝わるように心がけました。この本を読んだ方が投資の力を借りて、一度きりの人生を少しでもラクに、より幸せに生きてほしいと願っています」
作品中では、年利5%の複利運用を狙える「正しい投資信託」を毎月9万円の積み立てで購入し、35年間続けて年率5%で複利運用していけば1億円を築けるシミュレーションや手法も紹介している。投資に回す毎月9万円の資金をどのように捻出するか、その種銭づくりのために生活習慣を正せば健康になれる効果もあるなど、自身の経験も踏まえて投資未経験者向けに書かれている。
投資対象、投資商品も投資信託から日本株、米国株へと段階を踏んで描写しており、リスクのコントロールの仕方や投資商品選びのポイントなど投資全般のノウハウを学べる1冊になっている。
関連記事『【この株価上昇力は希望の星!】億り人・おけいどん氏が厳選の「米国の成長株3銘柄」 まだまだ成長中のホテル、医療ロボット、半導体のお宝株を詳細解説』では、おけいどん氏が注目する成長期待大の米国株の個別銘柄を紹介、解説している。
【プロフィール】
桶井道(おけい・どん)/個人投資家(投資歴26年)・物書き。1973年生まれ。世界中の優良株・ETF等を100銘柄以上保有し、高配当株および増配株を買ったら放置する「ぐうたら投資」を極めてから資産成長を加速させる。2020年に資産1億円とともに退職して自由となり、2025年9月には2.1億円に到達。著書に『普通の人のための投資 いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)、『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』(KADOKAWA)など6冊。
おけいどん氏の新刊『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』は、「投資×自己啓発×タイムリープ小説」で、巻末で優良41銘柄を分析して紹介。「小説だから楽しみながら読み進めていくうちに自然と投資モチベーションが上がり、この1冊で投資の本質も理解できるでしょう。巻末で具体的な銘柄も解説しています」(おけいどん氏)