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森口亮「まるわかり市況分析」

高市早苗新総裁誕生で最高値更新の日本株市場の行方 “アベノミクス後継路線”で株高期待高まる一方で、円安によるインフレ圧力の再燃や10月相場のアノマリーにも注意

自民党の新総裁となった高市早苗氏(写真:時事通信フォト)

自民党の新総裁となった高市早苗氏(写真:時事通信フォト)

 自民党総裁選が行われ、高市早苗新総裁が誕生した。これを受けて市場は株高・円安に大きく振れたが、この先どのような展開が考えられるのか。個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さんによる、シリーズ「まるわかり市況分析」。マーケットの行方について、森口さんが解説する。

 * * *
 10月4日、自民党総裁選が行われました。事前の予想では「8~9割は小泉進次郎氏で決まり」と見られていましたが、フタを開けてみると高市早苗氏が新総裁に選出されるという、事前予想を覆す展開となりました。この“サプライズ”は、市場にどのような影響を与えるのでしょうか?

事前予想を覆す「高市氏の勝利」

 今回の総裁選では、米国の著名な予測市場プラットフォーム「ポリマーケット(Polymarket)」において、小泉進次郎氏の当選確率は83%とされ、圧倒的優勢と見られていました。その他、複数のメディアによる事前アンケートや関係者の声でも、80~90%が小泉氏の勝利を予想していたのです。

 しかし、結果は高市氏が逆転勝利。保守層を中心とした地盤の強さや、裏で動いた派閥の影響力が改めて評価される展開となりました。そして、週明けの月曜日には、日経平均の上昇幅が一時2000円を超えるなど、非常に力強いスタートを見せました。

次のページ:高市総裁で株高期待?「積極財政」への転換シナリオ

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