「ANA Pocket」は500歩ごとに1回動画を視聴でき、その都度50ポイントもらえる。動画を見なくても5ポイントはもらえる
ダウンロード数と運営会社をチェック
数多くある歩行系ポイ活アプリはどう選ぶべきか。
「大切なのは、運営母体の確認です。母体が脆弱だとアプリ自体が突然終了し、貯めたポイントが水の泡になることも。たとえば『楽天シニア』なら楽天が、『dヘルスケア』ならNTTドコモが運営しているため、すぐに終了する可能性は低いと言えます。また、リリースから5年以上続いているものは会員数やダウンロード数が多く、運営が安定している証です」(丸山さん・以下同)
貯まるポイントの種類も把握しておきたい。
「普段から楽天ポイントをメインにポイ活をしているなら『楽天シニア』、マイルを貯めたいなら『トリマ』や『ANA Pocket』など、どのポイントを貯めやすいかも事前に確認した方がいいでしょう」
丸山晴美さんは「ANA Pocket」だけで、約2年で4254マイルを貯めた
ミッション&広告が多いと貯まりやすい
ポイントを早く大量に貯めるには、各アプリが提示する「ミッション」をどれだけこなすかが重要。歩数もミッションの一種で、ほとんどのアプリがほかにも多数のミッションを用意しており、特に1分前後の動画広告を見せることが多い。
「ミッションの数と種類が多い『トリマ』や『クラシルリワード』などは、こまめにスマホを見るのが苦ではない人におすすめ。ミッションをこなすほど貯まるのでやりがいがあります」
それを面倒と感じるなら、『Coke ON』や『dヘルスケア』『ANA Pocket』を。広告視聴が必須ではないが、有料会員になるか、自販機で飲料を購入するなど「課金」をしないと貯まりにくい。どれが性格やライフスタイルに合うか見極めることがアプリを使いこなす鍵になる。
【プロフィール】
丸山晴美(まるやま・はるみ)/ファイナンシャルプランナー。「お金のプロ」として、食費や通信費など手軽にできる節約術やライフプランを見据えた資産運用のアドバイスを行う。
後編記事《【歩行系ポイ活アプリ8選】本当に使えるアプリはどれか?「ANA Pocket」「Coke ON」「トリマ」「dヘルスケア」ほか…記者が実際に使ってレビュー》では丸山さんが厳選した8つのおすすめアプリ8について、その特長や使い勝手などを詳しく解説している。
※女性セブン2025年11月13・20日号

