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家計
女性のための「自分資産」のつくり方

老後資産を増やす「NISA」と「iDeCo」、収入が少なくても“できるだけ早く運用すること”が重要 ただし「へそくり」を運用に回すのは要注意、離婚や相続時のトラブルの種に

「新NISA」や「iDeCo」を自分資産づくりの味方に

「新NISA」や「iDeCo」を自分資産づくりの味方に

 働いて税金を納めている場合、新NISAだけでなくiDeCoも活用すれば、積立時の掛け金が所得税から控除される。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんが説明する。

「原則60才まで引き出せませんが、その分、節税しながら強制的に貯蓄ができます。

 年金形式で分割で受け取るか、一時金として一括で受け取るか選ぶことができるので、使い方次第では、自分資産づくりに効果的に役立てることができます」

 ただし、iDeCoに掛け金を拠出できるのは「公的年金に加入している人」のみ。つまり、公的年金の受給が始まった時点で厚生年金等に加入していないとiDeCoでの拠出はできなくなるので、積み立ては年金受給前に始めて「自分年金」として活用するのがよさそうだ。

「運用する商品は、新NISAでもiDeCoでも、『オルカン』と呼ばれて人気の全世界株式型ファンド1本でOK。ほかにも、信託報酬(運用コスト)が年0.2%未満で、純資産総額が増え続けているものを選ぶといいでしょう」(黒田さん)

50代以降の生保加入は慎重に

 万が一の備えを兼ねて、貯蓄を目的に民間の保険に入る人も多いが、50代以降は新たに加入するのは慎重になるべきだ。

「手持ちのお金が少ない人が新たに加入しても、加入期間が短いと解約時に元本割れすることもあり、注意が必要です。

 貯蓄型といわれる『養老保険』や『個人年金保険』も、50代以降に加入すると実質的な利回りは低くなりがちです」(三原さん)

 ただし、以前から加入している貯蓄型保険があれば、満期保険金額を確かめてみると、意外な自分資産ができているかもしれない。

「いま人気が集まっている『変額保険』も早期で解約すると損になる商品です。昔から続けているものがあれば、一度満期保険金額をチェックしてみて。これから加入したい場合は、この先10年、20年と加入し続けても保険料が負担にならないかよく検討してください」(黒田さん)

第3回につづく

※女性セブン2025年12月4日号

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