20代以下の遊びの特徴(日遊協「パチンコプレイヤー調査2025調査報告書」より)
かつては“子供連れでパチンコ”
かつては、子供連れでパチンコホールに行く大人もいたという。埼玉県に住む50代の主婦・Bさんはこう話す。
「うちの両親はパチンコが好きで、私が小学生の頃は、日曜日なんかにパチンコホールに連れられて行ったこともあります。両親が打っている間、私は休憩スペースで漫画を読んだり、店の中をウロウロしたり、そんな感じで時間を潰していました。たまに『打ってみなよ』って言われて、台に座って打ったこともあります。当時は、そういう子供も結構いたと思います。
中学生くらいになると、さすがに親と一緒にホールに行くことはなくなったけど、自分が働くようになってちょっとお金に余裕ができたとき、またパチンコを打つようになりました。たしかテレビのバラエティー番組でパチンコの特集をやっていて、『打ってみたい』って思って、パチンコ好きな同僚に連れて行ってもらったんです。子供の頃に感じていたホールのイメージと比べて、かなり明るくなっていたのを覚えています。とはいっても、今のホールに比べればだいぶ“悪そうな雰囲気”でしたけどね。なんだか、いけないことをしているような感覚はありました」
パチンコ・パチスロをネットで猛勉強
神奈川県に住む会社員・Cさん(20代女性)は、ゲームセンターに設置してあるパチスロ機がきっかけだったという。
「中学生くらいの時に、友だちとゲームセンターに行って、そこでパチスロをよく遊んでいたんです。最初はあまり意味がわかっていなかったけど、液晶画面を見ているだけでも楽しかったし、絵柄を揃えてメダルがたくさん出てくるのも楽しかったです。それで、パチスロに興味を持つようになって、そこからはネットでいろいろ調べるようになりました。YouTubeなんかのパチスロ動画もよく見ていまし、パチンコの動画も見ていました」
ネットで得た知識を持って、初めて本物のパチンコ・パチスロを打ったのは、18歳のときだった。
「高校を卒業してフリーターになったとほぼ同時に、パチンコを打つようになりました。ちょうど、そのころ好きだったアニメの機種が出てたんですよ。パチンコやパチスロに対するネガティブなイメージもまったくなかったし、遊び方もネットでしっかり調べていたんで、あんまり不安もなかったです」(Cさん)
