働きながら「繰り下げ需給」は要注意
年金の支給停止への対策としての過度な「繰り下げ受給」は悪手だ。
「働きながら受給を繰り下げる場合、老齢厚生年金には注意が必要です。月62万円(現在は51万円)の基準を超えて支給停止またはカットされる部分は、繰り下げても増額の対象にはなりません。
また繰り下げすぎると、受給開始より前に亡くなったり、認知症などで自由にお金を使えなくなるリスクも高まります」
そもそも働いていれば、1年ごとに厚生年金の受給額は増えていく。やはり、働きながら年金を受け取るのがいちばんのようだ。
一方で2026年10月には「年収106万円の壁」が撤廃される見込みだ。
「同じ収入でも、社会保険料によって手取りがいままでより少なくならないようにするためには、年収約131万円以上を稼ぐ必要があります。ただし、実は“裏ワザ”もある。社会保険の加入要件には『週20時間以上勤務』というものがあるので、週勤務時間を分割して、週20時間を超えないように働けば、106万円以上稼いでも社会保険への加入義務がなくなります」
賢く働いて上手に年金を受け取って、老後の資産寿命も延ばそう。
※女性セブン2025年1月8・15日号