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住まい・不動産

「いい場所だったけど…」島田洋七さんが最初の地方移住時の失敗で痛感した“住み替えの鉄則”「無理に溶け込もうとしない」「立地が大事」「自宅を売るのは、お試しで移住してから」

無理に地域コミュニティに溶け込もうとしない

 1999年に嫁さんのお母さんが倒れ、2001年に介護のため佐賀に引っ越しました。佐賀は嫁さんの田舎で僕も育った場所だったから抵抗はなかった。

  子供も大学と留学で独立していたので嫁さんに黙って土地を探し、8割ほど家が建ってから「ここがうちの家や」と伝えました。人生で初めての嫁さん孝行やった(笑)。

 2度目の移住を決めるカギになったのはアクセスの良さ。移り住んだのは佐賀駅から10分の場所で、電車に乗れば30分あまりで博多駅や福岡空港に着いて羽田まで飛べる。福岡というハブに近く仕事に支障はなかったね。

 ここなら大丈夫やと思い、引っ越して半年ほどで所沢の家を引き払った。

 移住が成功する秘訣は、無理に地域コミュニティに溶け込もうとせんこと。バラ色の田舎暮らしを伝えるテレビ番組は多いけど、あんまり真に受けんほうがいい。気の合わない人はどこにでもおるし、あんまり山の中だと生活も違うので、覚悟しないと失敗しかねない。

 田舎の人はよく野菜をくれるけど、あんまりもらって東京から帰るたびお返ししたら、向こうが気を遣ってまた持って来る。それを何度も繰り返したらしんどいですよ。

 ただし挨拶だけはしたほうがいい。元気に挨拶すれば、「あの人、頭低いね」と言われて地域で過ごしやすくなる。

 あとはやっぱり立地が大事。静岡の家は中心地から遠く交通が不便だったけど、今住んでいるところは車で5分以内にスーパーとコンビニが3つずつあり病院もたくさんある。なにしろ1度目の移住で失敗してるからね。同じ過ちを繰り返さないよう、しっかり住環境を調べて決めました。

 移住するんやったら、まずはお試しで住んでみて、3年くらい経って現地に友だちができて「ここでええな」と思ってから自宅を売る。その順番を間違えると痛い目みるやろね。

※週刊ポスト2026年12月31日号

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