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ビジネス
「平成生まれのミリオネア経営者」インタビュー
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【平成生まれの保有株億万長者】歌舞伎の子役から起業家になったアイデミー石川聡彦社長の歩み 保有時価総額100億円到達の喜びは「すぐプレッシャーに変わった」

石川氏が創業したアイデミーは2023年に東証グロース上場、2025年にコンサル大手アクセンチュアの子会社になった(撮影:杉原賢紀)

石川氏が創業したアイデミーは2023年に東証グロース上場、2025年にコンサル大手アクセンチュアの子会社になった(撮影:杉原賢紀)

 年明け以降も史上最高値を記録し続ける日経平均株価。2026年の日本株市場は堅調または上昇基調が続くと予想する声が多い。市場を牽引したのはAI関連などの大型株が中心だが、そうした成長分野では今後、時価総額の低い小型成長株にも注目が集まる。昨年は、AI関連サービスを主力とする創業11年のスタートアップ「アイデミー」がアクセンチュアのTOB(株式公開買い付け)により完全子会社となり、大きな話題になった。アイデミーの筆頭株主だった同社創業社長の石川聡彦氏(33)は文字通り「平成生まれの億万長者」となったが、これまでどんな道を歩んできたのか。

「平成生まれの億万長者番付」にランクイン

「(保有株の時価総額で比較した)『平成生まれの億万長者番付』の記事でいきなり名前を挙げられた時はちょっと驚きました。上場直後の高い株価では、持っていた株を一株も売っていなかったので“まやかし”の数字ではありますが、保有時価総額が100億円を超えた時はさすがに嬉しくて、自分の証券口座アプリのスクショを撮りました(笑)」

 快活にそう話すのは、AIエンジニア育成のためのオンライン学習サービスなどを手がけるアイデミー創業者の石川聡彦氏(33)。東京大学大学院在学中の2014年に石川氏が創業したアイデミーは2023年6月に東京証券取引所グロース市場に上場し、公募価格1050円に対して5560円の初値を付けた。42億円だった時価総額は約220億円に急拡大し、創業者オーナーである石川氏が保有する株の時価総額は100億円を突破した。

 石川氏が言う「記事」とは、昨夏に『週刊ポスト』(2025年7月18・25日号)が掲載したランキングだ(関連記事参照)。企業価値検索サービス「Ullet(ユーレット)」の協力のもと、有価証券報告書から「平成生まれ」の起業家を抽出して、保有株の時価総額に基づく「億万長者番付」を作成した。そこで、1位のM&A総合研究所社長・佐上峻作氏(保有金額2349億円)、2位のタイミー代表取締役・小川嶺氏(同448億円)らとともに、保有金額81億円で10位にランクインしたのが石川氏だった。

 神奈川県横浜市に生まれた石川氏はいかにしてスタートアップで結果を出し、億万長者になるという「ジャパニーズ・ドリーム」を成し遂げたのか。

歌舞伎の子役という「特殊な経験」

 石川氏は1992年、父はメーカー勤務、母は専業主婦というごく普通の家庭に生まれたが、幼い頃から異色の経歴を歩んだ。児童プロダクションのオーディションを経て、5歳の時から歌舞伎の子役俳優として活動し、歌舞伎座や国立劇場などの舞台に立った。

「子役とはいえ結構重要な役どころもやらせていただき、1分以上の長いセリフを喋る演目もありました。一方で舞台生活は上には上がいることを目の当たりにする厳しい世界でもあり、自信を得ると同時に、悔しさというマイナスの意味でのエネルギーももらう環境でした。特殊な経験だったからこそ、その後の人生の原動力になったと思います」(石川氏・以下同)

 11歳で子役を退き、中学受験へと舵を切る。中高一貫のサレジオ学院に進学すると、在学中、自分で工夫してお金を稼ぐ“ビジネスの原体験”があった。

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