中には終始スマホを触っている学生もいるという(写真:イメージマート)
大学の講義中の風景が、ここ数年で変わりつつある。スマートフォンの普及は今に始まったことではないが、大学関係者によればコロナ禍以降はとくに「90分も耐えられない」とばかりに、終始スマホを触っている学生が目立つようになったという。いったい大学で何が起こっているのか。その実態について、現役の大学生や教員に話を聞いた。
授業を受けるときも「ながら視聴」の感覚
都内の私立大学に通う3年生・Aさん(20代女性・経営学部)は、大教室での講義についてこう語る。
「受講生の半分くらいはずっとスマホを触っている印象ですね。『BeReal』(*)の通知が来たらその場で撮る子もめっちゃいますし、インスタのストーリーに講義の様子を載せている子も普通にいますよね」(Aさん)
【*BeReal/ランダムな時間に届く通知から2分以内に、加工なしの「リアルな日常」を撮影して共有するSNSアプリ】
なぜ、講義時間にこうした行為が横行するのか。Aさんが指摘するのは、「90分のコンテンツに耐えられない」という、同世代の傾向だ。
「TikTokとかで短い動画ばかり見ていると、90分ずっと同じ話を聞くのは正直長く感じてしまいますよね。実際に、映画館とか行っても飽きて見られない、という友達も多いですし。Netflixでドラマやアニメを観ながら、スマホで別のことをする、というが当たり前なので、その感覚で授業を受けているんじゃないでしょうか」(同前)
