ロングビーチ在住の高校生・カーヴさん(写真左)。「俺たちはショーヘイの才能に一目惚れだ!」と熱がこもる。撮影/荒川祐史(C2)
たったひとりで1300億円超の経済効果
経済効果の試算で知られる関西大学名誉教授の宮本勝浩氏は、2025年の大谷の産業関連経済効果を1303億円と算出した。世界でも広告起用される背景をこう話す。
「成績もさることながら、明るく他人に優しく親切で魅力に満ちている性格、人間性が国内外を問わず多くの人に受け入れられている。消費者の好感度が高い大谷選手は広告起用に向いた存在です。
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(33)も圧倒的な成績とリーダーシップで人気が根強いですが、周囲に気を配り、勤勉で真面目な大谷選手の性格は唯一無二の魅力。パワー全開のアメ車より高性能の日本車が売れるのと同じじゃないでしょうか」
高度経済成長を経た日本がアメリカで「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称されてから約50年、大谷はたったひとりで、その栄光を担おうとしている。
取材・文/鵜飼克郎
※週刊ポスト2026年4月10日号
次のページ:ドジャー・スタジアムに設営された「日本人選手のコーナー」
