年金を増やすにはどんな方法があるか(イメージ)
働く女性も、家を守る女性も、誰もが亡くなるまで受け取れる「公的年金」は、老後資金の大黒柱だ。しかし、老後が長くなり物価高の時代、年金だけで暮らしていくのは難しい。「女性のための年金の増やし方」として、ここでは専業主婦のケースを解説していこう。【前後編の前編】
平均寿命が長い女性こそ早めに戦略を立てておく
厚労省は1月、今年度の公的年金引き上げを発表。この4月から、国民年金は前年度比1.9%、厚生年金は2%ほど引き上げられる。だが、2月の時点で食料品だけでも前年比5.7%も上昇しており、消費者物価指数は年金の値上がり率をはるかに上回る。特に女性の場合、専業主婦期間が長いなどの理由でもともとの年金額が少なく、引き上げの恩恵が限られる人も少なくない。
さらに女性はライフステージによって加入する年金の種類が変わることも珍しくなく、年金をどう受け取るかで受給総額や家計への影響が変わるため、受け取り方には慎重な見極めが必要だ。ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんはこう話す。
「学生や自営業などで国民年金に加入する場合は第1号、会社員や公務員として働けば第2号、退職して専業主婦になり、会社員や公務員の配偶者に扶養されると第3号被保険者になります。そして夫の退職後は第1号に変わるケースもあります。
年金は、加入期間や働き方によって受け取れる額が変わります。平均寿命が長い女性こそ、将来を見据えて、早めに戦略を立てておくことが大切です」
