共同通信社の騒動の背後に何があったのか(時事通信フォト)
米国とイランが停戦合意を発表したのも束の間、イスラエルによるヒズボラの攻撃に反発したイランがホルムズ海峡の「再封鎖」を表明するなど、予断を許さない状況が続いている。その中東での緊迫した情勢をめぐり、あるメディアの内部で騒動が起きていた。日本最大の通信社である共同通信社だ。その騒動の詳細と背後に垣間見える事情についてレポートする。
「外信部長はぶっ殺す」発言
問題が起きたのは3月23日のこと。共同通信社内で行なわれた「3年生研修」後の懇親会で乾杯の挨拶をした編集局幹部・A氏の発言が波紋を広げているのだという。共同通信関係者はこう語る。
「入社3年目の社員が参加する“3年生研修”では、どの記事をトップにするかなどを決める編集会議を見学する場が設けられました。その会議に出ていたA氏は、外信部がイラン情勢に関するルポを2日連続でトップ候補に推薦してきたことに違和感があると話していました。
その後、懇親会の乾杯の挨拶でA氏は編集会議で口にした話について、『3年生が会議を見学していたので、あえてああいった指摘をして活発な議論をしているところを見てもらった。今、社長も編集局長も外信部出身で、政治部の社内的立場は弱くなっている』としたうえで、『私が指摘している最中に発言してきた外信部長はぶっ殺す』と発言したのです。
編集会議でA氏が外信部による推薦への違和感を指摘している最中に、外信部長が発言を重ねてくる場面があったそうで、A氏はそれを非難したようです。A氏としては、“オレの指摘の邪魔をするな”と言いたかったのではないでしょうか」
この「ぶっ殺す」発言は社内で問題となり、その後、研修に参加した社員に対して会社側からメールが送られていた。そこには以下のような文言が綴られていた。
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