今週のドル円注目ポイントは?
投資情報会社・フィスコが4月20日~4月24日のドル円相場の見通しを解説する(17日14時執筆)。
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今週のドル円は底堅い値動きか。日本の円安牽制を受け、過度な円売りは抑制される可能性がある。ただ、中東紛争の不透明感は払拭されておらず、原油相場が高止まりならドル買い・円売りが大幅に縮小することはないと予想される。日米財務相会談の後に日本政府が円安牽制姿勢を強めており、為替介入を警戒した円買いに振れやすくなっている。ただ、原油高で日本経済の脆弱性を警戒した円売りが主要通貨を押し上げている。
一方、米国とイランは和平協議を再開し、合意形成が期待される。イスラエルとレバノンの関係改善に向けた動きも好感され、中東紛争の長期化懸念は一服。ただ、不透明感は払拭されず、NY原油先物(WTI)は1バレル=90ドル台と高水準が続く。目先も引き続き米国とイランによる交渉が注目されるが、両国の主張には隔たりがあり、折り合いをつけるのは困難との見方からドル買いが強まる場面もあろう。なお、今週は小売売上高とPMIが注目材料。景況感の改善が示されれば、スタグフレーション懸念は和らぎ、ドル・円は160円台を上回る可能性がある。
【米・3月小売売上高】(21日発表予定)
21日発表の米3月小売売上高は前月比+1.2%と、前回+0.6%を大きく上回る見通し。消費の改善減退が示されれば国内総生産(GDP)の押し上げ要因としてドル買いも。
【米・4月製造業・サービス業PMI】(23日発表予定)
23日発表4月PMIで足元の景況感が注目される。前回は製造業が51.6、サービス業は51.7。さらに改善すれば、利下げ観測後退でドル買い要因となり得る。
