「駅力」の高いエリアほど、「黄金立地」を掴める可能性は高まるという(写真:イメージマート)
不動産の物件選びで欠かせない要素の「駅からの距離」。近いほど利便性は高く資産価値は保たれるように思えるが、不動産の価値は「駅からの距離」だけでは測れないという。「小さくて弱い駅から徒歩7分」の物件と、「大きくて強い駅から徒歩15分」の物件では、どちらが資産性に優れていると言えるのだろうか。SNSの総フォロワー数10万人超で、『業者じゃないからここまで書けた! 不動産投資をぶっちゃけます!!』(ダイヤモンド社)の著書がある「セカニチ(#世界最速で日経新聞を解説する男)」氏(南祐貴氏)に聞いた。
「駅力」を測る指標とは
セカニチ氏は値上がりが期待できる「黄金立地」のキーワードとして【1】再開発、【2】人口増加、【3】満員電車の回避、【4】子育て環境、【5】Not地雷物件──の5つを挙げるが、「駅力」の高いエリアほど、「黄金立地」を掴める可能性は高まるという。
「『駅力』を測る指標としては、▼複数路線の乗り入れ▼急行など各駅停車以外も停まる▼乗降客数が多い▼エリアを代表する企業や商業施設がある――の4つがあります。
そうした要素が揃っている『大きくて強い駅』は、再開発が行なわれやすく、人口増加も見込めます。私は最近、『小さい&弱い駅徒歩7分』と『大きい&強い駅徒歩15分』では、後者のほうが将来性も明るく、資産性に優れていると実感しています。
満員電車に関しても、『小さくて弱い駅』から徒歩7分で、さらに地獄のような満員電車に30分以上も揺られることを想像してみてください。対して、駅までは歩いて15~20分かかるけど、『大きくて強い駅』で、かつ都心のターミナル駅までわずか1駅2駅で行ける立地であれば、後者のほうが住みやすいと感じるはずです。
良い例が東京・品川区の『大井町』駅。大井町は大規模な再開発があり、新しい複合施設『大井町トラックス』が2026年3月下旬にオープンしました。街の雰囲気も変わり、素晴らしい商業施設が充実し、きれいで快適に過ごせる街という印象です。東京の巨大ターミナル駅である品川駅までわずか1駅で行ける『強い駅』のため、たとえ駅から徒歩15分~20分であったとしても価値のある好立地だと確信しています」
