「3世代で4台」に驚く友人
公共交通機関が整備されていない地方や、農業を営むような家庭では、車を複数所有しているケースも珍しくない。しかし、その“常識”も都民からは驚かれる。この春、青森から東京の大学に入学したBさん(20代男性)が、東京で直面したギャップを話す。
「東京生まれの友人とクルマの話になり、『うちの実家には1人1台ある。3世代同居だから、両親と祖父母で4台』と言うと、目を丸くして『おまえん家、金持ちかよ?』と驚いていましたが、駐車場代がかかるわけでもないし、軽とか国産のクルマとかで、別に金持ちでもなんでもない。田舎では珍しくないことなんですけど……」(Bさん)
地方では、車がなければ生活できないといっても過言ではない。Bさんの地元の友人たちも同じような状況だという。
「地元の友人のところも、一家に2台、3台は当たり前ですね。農家だと軽トラもある。軽トラで学校まで送ってもらったりとか、全然ありますよ」(前同)
学校より教習所が優先されることも
地方なら、18歳になればすぐに免許を取得する人も多い。岡山県出身で、現在は都内で働くCさん(20代女性)は、「免許を持っていないと、地方では生活できない」という生活事情を振り返る。
「クルマがないと生活できないので、免許取得は最優先。私がいた高校では、受験が終わった人から免許を取り始めるのが普通でした。教習所に行くと言えば学校は休んでよかったし、早退してもなにも言われません。ところが、生まれも育ちも都民の友達からは、『そんなことってありえるの?』と驚かれました。学校より教習所が優先されることが信じられないみたいです」(前同)
東京と地方の生活感の違いは小さくない。公共交通機関が発達している都市であれば、車がなくても普通に生活できるが、田舎では今でも主要な交通手段となっている。上京して、そのギャップに驚かされる人は少なくないようだ。