地元では“複数台持ち”も当たり前だったが(イメージ)
4月に入り、地方から都会へ出てきた若者たちが驚くのは、今まで住んでいた環境とのギャップだろう。特に毎年取り沙汰されるのは、田舎と東京のクルマ事情だ。東京ではクルマを持たない人も多いどころか、免許すら持っていない人も珍しくない。上京した人たちが感じた“クルマギャップ”についてレポートする。
免許は持っていても“身分証明書”でしかない
一般財団法人自動車検査登録情報協会が公開している、2025年自家用乗用車の世帯当たり普及台数によると、全国では1世帯当たり1.009台の車を所有。最小は東京で、0.405台という数字が明らかになっている。
今年から社会人として長野から東京に上京したAさん(20代男性)の、同期8人の新入社員のうち免許を持っている人は自分以外ゼロ。実家にクルマがないという人も3人おり、「東京の人はどうやって生活しているのか」と驚く。
「新入社員は僕以外免許を持っていませんでした。僕は免許をもっているという理由で営業に配属になり、免許はみんなが持っているものではないんだ……と地方との差を感じた瞬間です。職場の先輩たちも、『免許はあるけど10年以上車に乗っていない』という人が当たり前にいる。『免許は“身分証明書”でしかない』という人もいました」(Aさん)
そんなAさんは、日常的に電車やバスで移動する環境に、まだまだ慣れないとを明かす。
「満員電車で出社するだけでかなりストレスなのに、どこに行くにも電車に乗らなければならない。しかもバスはバスで、道路の渋滞があるせいで遅れ気味の区間もあると聞きました。人が多すぎるせいなんだと思うのですが、これは慣れてゆくのでしょうか」(前同)
