日経平均株価は歴史的高値にある一方で低迷している銘柄も多い
日経平均株価が6万円を突破したが、一部の値がさ株の牽引によるもので多くの銘柄の株価は低迷が続いている。これはどういった状態なのか。また、今後の市場環境で意識すべきこととは。個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さんによる、シリーズ「まるわかり市況分析」、森口さんが解説する。
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2026年4月23日、日本株式市場は歴史的な瞬間を迎えました。日経平均株価が史上初めて6万円台に到達しました。しかし、この数字の裏側で、市場全体は決して一様な熱狂に包まれているわけではありません。むしろ、TOPIX(東証株価指数)は下落基調を強め、多くの銘柄が低迷するという「歪な上昇」が際立っています。祝杯をあげる市場の裏側で、多くの投資家が抱く違和感の正体とは一体何なのでしょうか。
米半導体株の急上昇と東証プライム市場冷え込み
現在の日経平均の上昇を牽引しているのは、一部の「値がさ株」と、それらが連動する米国の半導体関連株の異常なまでの高騰です。特に、米国の半導体指数は18連騰を記録し、その間の上昇率は45%を超えるという、まさに「スピード違反」的な動きを見せています。
SOX指数日足チャート(TradingViewより)
この米半導体株の急騰が、日経平均の指数寄与度の高い一部銘柄を押し上げ、全体指数を押し上げる構図となっています。
一方で、東証プライム市場の足元の需給は冷え切っています。連日200銘柄を超える新安値が更新され、市場全体の値動きを示す25日騰落レシオは100を割り込み、過熱どころかむしろ「冷めている」状態を示しています。
これは、一部の大型株や半導体関連株に資金が集中する一方で、それ以外の多くの銘柄は売られ、市場全体としては下落圧力が強いという、極端な「二極化相場」が進行していることを如実に物語っています。

