小学生でも優良な高配当バリュー株を探せる『会社四季報』の読み方を紹介(イラスト:わちムシ)
1000万円を元手に始めた株式投資で運用資産5億円を築いた個人投資家・某哲也さん。彼を“億り人”に導いたのは「高配当収益バリュー株の分散型長期投資」だが、投資においては「どんな株式投資の道を選んでも、できるだけ早い段階で『会社四季報』を一度は通読しておくべき」と強調する。
多くの投資家がバイブル的に扱う『会社四季報』を某哲也さんはどう活用しているのか。「小学生でも通読できる」方法とは。
自身の投資手法や銘柄選別ルールを公開し、5歳からの金融・投資教育の重要性と親子での勉強法を伝授する著書『学校では教えてくれない、人生の「期待値」の考え方 5歳から始める金融・投資の勉強法』(パンローリング)より一部抜粋・再構成して紹介する。
小学生でも優良な高配当バリュー株を探せる
小学生でも優良な高配当バリュー株を探せる、『会社四季報』の読み方をご紹介します。この方法を参考に、自分で銘柄を選び、関連記事『《無駄な貯金はもったいない》億り人・某哲也さんが子供への金融教育で実践する「パパ証券」とは何か? 億り人になるために最も再現性の高い「優良株への入金投資」が体験できる』で説明した「パパ証券」で長く育てていくことができると理想的です。
ある企業に投資をするきっかけは、人それぞれです。私が人生で初めての投資先として東京電力を選んだのも、「この会社はきっと復活する」と思い、大きく下がった株価のリバウンドを狙ったのが理由でした。
他にも、自分の身の回りで多くの人が使っているのに株価は意外と上がっていない、という理由で投資する人もいるでしょう。このように、株式投資に“正解ルート”はいくつも存在します。
ただし、どんな道を選ぶにしても、できるだけ早い段階で『会社四季報』を一度は通読しておくべきです。
上場企業をすべて網羅している
現在、日本にはおよそ4000社の企業が上場しています。その中には、誰もが知る大企業もあれば、従業員数が数十人の小規模な企業もあります。
『会社四季報』のすごいところは、そうした大小さまざまな会社を同じフォーマットで、平等に掲載している点にあります。小さい会社だからといって情報量が少ないわけではありません。
要するに、「すべての上場企業を、同じ基準で見られる本=四季報」なのです。この公平さがあるからこそ、読む側も変な先入観を持たずに、すべての会社を比較できるのです。
投資知識の基本が詰まっている
『会社四季報』には、上場企業すべての情報が網羅されています。しかも、投資に必要な要素をコンパクトにまとめた“エッセンス”がちりばめられています。
すべての項目を説明するのは省略しますが、例えば数年分の売上高や利益を示す業績欄、数年分の月足チャート、そして「PBR(株価純資産倍率)」「PER(株価収益率)」といった株価指標など、投資の基本となる情報が詰まっています。
これらは株式投資をするうえで、絶対に押さえておくべき知識です。「余計な知識は極力省きたい」という怠け者の私が「絶対覚えて!」と言うのですから、確実に覚えたほうがよいです。
『会社四季報』を読むことで、こうした基本的な知識にも自然と触れることができます。投資の世界では、基本を飛ばして始めるといつか痛い目を見るものです。だからこそ、まずは四季報を通読してみることです。それ自体に大きな意味があるのです。
