異例の場所で館内にも異変が
上位陣が休場だらけの異様な展開となった5月場所。初日から横綱・大の里、大関・安青錦が休場し、2日目からもうひとりの横綱・豊昇龍がケガで途中休場した。さらに負け越しが決まった大関・琴櫻も12日目から休場して2横綱2大関が不在となった。そうしたなか、国技館内にも異様な光景が生まれていた。
場所を引っ張ったのは残された大関・霧島で、追いかけたのは小結・若隆景や平幕の翔猿、琴栄峰、美ノ海、豪ノ山、藤青雲、宇良といった力士たちだった。館内では応援する力士の四股名入りタオルを取組中に席で掲げるのが定番となっているが、協会の公式グッズ売り場での「のぼり風力士タオル」(税込1500円)が売れ行きを見ると、その場所の各力士の人気が推し量れる。売店担当者が言う。
「お土産として購入される方も少なくない。通常は横綱や大関の力士タオルが売れるため、他の力士の倍の量を店頭に並べますが、さすがに上位陣が揃って休場した今場所は売れません。棚の片隅に置かれたままとなりました」
代わりに優勝争いに残った平幕の力士たちのタオルが売れたという。中日が過ぎたあたりで売り切れ始め、12日目には若隆景、熱海富士、隆の勝、豪ノ山が完売。翌13日目には霧島、美ノ海、宇良が加わった。
「やはり後半になると掲げて応援したいということで、星を伸ばしたり相撲内容がいい力士の応援タオルが売れる傾向にあります。琴栄峰、翔猿、藤凌駕、藤青雲とかも品薄状態です。混戦で幅広く売れていますね」(前出・売店担当者)
力士の顔写真が印刷された応援うちわ(同550円)も13日目には霧島、若隆景、熱海富士、翔猿、藤凌駕、一山本などが売り切れとなっていた。
